撥水性向上
ニッシンのプラズマ応用ソリューション
プラズマを用いた撥水性向上処理について
材料表面にフッ素加工を施し、撥水化を実現
材料表面にフッ素系のプラズマにてフッ素膜をコーティングすることで、撥水性を向上させます。
樹脂、金属、ガラスなど、様々な材料表面に撥水性を付与させることができます。
ニッシンの撥水性向上処理の特徴
その他撥水加工手法(塗膜コーティングなど)と比較し、ニッシンプラズマでは以下の強み/弱みがあります。
強み
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非常に薄い膜を形成することができます。
※表面の凹凸を大きく変化させずに対応可能です。
※バルク材料の特性(物性)を変えずに最表層の性質のみ変化可能です。 -
低温(常温~60℃程度)での加工が可能です。
※処理対象物による
-
母材種を問わず、撥水化が可能です。
弱み
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母材との密着力が得られず、剥がれやすい場合があります。
-
膜厚が薄いため、膜が摩耗する用途には不向きです。
-
真空チャンバ(処理室)に入るサイズにしか対応できません。
(500mm×500mm程度 ※機種による)
プラズマを用いた撥水性向上処理の主な用途について
- 防水加工
- 防汚加工
- 離型性向上
- 吸湿防止加工
- 流路制御
素材別撥水性向上処理実績
有機物
- PI(ポリイミド)
- PC(ポリカーボネイト)
- PE(ポリエチレン)
- PP(ポリプロピレン)
- PMMA(アクリル)
- PET
- COP
- エポキシ
- PSR
- ABS
- 炭素繊維
- 革製品
金属
- SUS
- Ni
- Al
無機物
- ガラス
- Si
撥水性向上処理事例紹介
PE(ポリエチレン)に対する撥水性向上処理
PEへ撥水性向上処理を行った結果、未処理時に87[deg.]だった水接触角が、プラズマ処理後には145[deg.]になり高い撥水性が付与されました。
- 処理前
- 処理後